電話屋さんが工事を施工する場合、LANの配線保護によく使ってるのがプラスチックのモールです。
施工性もよく、簡単な工具で加工がきく点で重宝します。時間的制約や価格的制約があるお客様にはおすすめの材料です。ただ、プラスチックモールは安っぽい(実際に価格が安い)ですし、曲がりや仕上げの面でかっこいいものではありません。曲がりの部分をパテで埋めたりするので、どうしても不恰好な施工になってしまいます。
もっと簡単に施工しようと思えば、このような材料もあります。下写真の左はLANケーブルをワンタッチ式のバインドで束ねたものです。ワンタッチの着脱可能なバインド線ですので、ばらそうと思えばすぐにばらすことが出来ます。ただ、いえることは仮設としてこのような配線を施工するのはいいのですが、これで施工がちゃんと完了しているのか、といえば、「?」がつくと思います。
下写真の右は天井の中に吊るすフックです。沢山のケーブルをフックで吊る事で天井内を綺麗に配線します。
また、頑丈に配線同士を結びつけようとすれば、上写真のインシュ・ロックがいいかもしれません。このプラスチック製のバインド材はいちど配線を結んでしまうとニッパなどの工具でないとはずれません。なお、はずしてしまうと使い回しが出来ません。使い捨てです。力の加減をうまく行わないと、ケーブルを痛めてしまうので注意が必要です。
配線配管をしっかりとしたいと考えられているお客様でしたら、メタルモールを使い配線配管工事を行うといいものが出来ます。メタルモールはその名の通り、金属製モールですので頑丈ですし、継手の種類が沢山あります。部屋の中をどのように配管するのかを示したものを下に示します。
実際に見ていただけると、こんなものかとわかるとおもいますので、写真を載せておきます。
メタルモールは白を基調色としていますが、塗料による着色が可能です。また、最近の塗料は居住環境に配慮した対策が施されていますので揮発物が抑えられており、においがあまりありません。
また、メタルモールの長所として、磁石付のハブを写真のようにメタルモールにつけて使用できます。プラスチックモールのように他の場所に固定したりするような、ハブの置き場に困ることはありません。
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