ワイバーン(wyvernまたはwivern)は、架空の生物の名称。名はマムシを意味するViperからの派生として考えられている。翼を持つドラゴンの中で二本足のもの。飛龍と訳される場合もある。ワイヴァーン、ワイヴァンとも。中世の紋章の図柄としてよく登場するワイバーンは、もともと紋章学より誕生した生物である。当時、ドラゴンの紋章は王室の紋章であったため、ドラゴンに代わるものとして誕生した。ワイバーンの逸話や神話が無いのはこのためである。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用。

 
 
 

モノ造りの原点 − 美術品・骨董品を見に行くぞ、京都大骨董祭

平成19年3月16日

 

んにちは、ずいぶんと更新が遅れていました。読んでくださる方々がいらっしゃるにもかかわらず申し訳ない事をしておりますが、当方が内容を吟味して練りに練って公表しているとお考えください。実際はほかの作業に気を取られ、文を書く時間を取るのを怠っているだけですけどね。なにとぞ、ご容赦を。

て、今回はパソコンのこととはまったく関係ないことを書こうと思います。ここを読む人に何か面白い情報を提供できないかと考えておりましたが、今月の末に開催される大骨董祭の話にでもしましょうか。

何だ、骨董祭って?そんな古臭いもの面白くないぞって?そんなことはありませんよ。いろいろなものがありますし、昔のモノづくりの技法を見ることができます。物事の視点を変えて考えることができるいい機会です。ハイテク技術の粋が詰まったパソコンではなくローテク技術の原点である骨董品を覗くのも、たまにはいいのではないでしょうか。

 

京都大骨董祭

←大骨董祭のDM。会場に行ってアンケート欄に「ハガキを送ってください」と書くと開催前に送ってきてくれる。

 

月の30,31日と4月1日に京都で大骨董祭が開催されます。(HPはhttp://www.gomoku-do.com/saiji/index.htm)この骨董祭は京都伏見区のパルスプラザ(京都府総合見本市会館)に於いて年に数回行われ、およそ300店舗の出展があります。近畿では一番大規模な骨董祭ではないかと思われます。これだけの規模の骨董祭ながら屋内である為、天候を気にしなくていい事と、夏は冷房、冬は暖房が効いていますので快適に見回ることができます。古書はないのですが骨董や武具に関する文献を販売している店があるので、私はとても重宝しています。

 

は毎回、行って色々なものを見て、触って、値段を聞いて、おおげさに驚いて、やっぱりいらないといって帰る冷かし客のひとりですが、この骨董祭、値打ちのあるものがたくさん出展されていて、昔の職人の仕事の良さと確かさに感心させられます。

 

職人の腕とは現代で言うならば技術力といっていいと思います。時間と自らの腕によりをかけた職人の逸品は間近で見ればよりよくわかるものです。ひとつの仕事にどれだけの時間をかけられるかということが職人の粋(イキ)でもありました。現在のように時間計算で極限まで効率を追及するといった考えとは対極にある考え方ですね。見事の一言に尽きます。

 

のありとあらゆるものがあります。武具や椀、古民具、西洋アンティークといった骨董の定番に加えて、古着、銀器、プラモデル、おもちゃ、カメラなどなど。私がすごいなと思ったのは根付(ねつけ)ですね。むかし、印籠を帯にはさむのに使われたのが根付というものです。


あまり日本ではメジャーな収集物ではないのですが、欧米では非常に熱心な収集家がおり、根付に関する詳細な書物がたくさん書かれているくらいです。それでも、わからない人は何のことかわかりませんよね。今でいうなら、プラスチックで作る小さなフィギュアみたいなものを想像してください。写真をUPしておきます。

 

大きさは2、3センチの大きさですが、黄楊(つげ)や象牙で非常に細かい精密な彫刻がしてあり、動植物や人間の形を彫り上げた物がたくさんあります。明治時代に外国人が日本へ訪れた際に、その小さな塊の中に凝縮された情報の多さと精密さに驚愕し、彼らの根付収集が始まったと言われています。この骨董展には東京から根付専門の骨董屋さんが出店してきますので、普段お目にかかれないような貴重な品を実物で見ることができます。

 

根付の写真

象牙製の根付です。(正確には根付の紐通しが付いていないので、根付とはいえないんだ!という玄人の意見は無視します。)直径は4センチほど。夜叉の目には黒色の玉石がはめ込まれています。象牙を一度スライスした後、すべてが1発勝負にて彫刻刀仕上げしたものです。「透かし彫り」という技法です。

 

になる値段ですが、売られている骨董の値段は全般的に見て普通に骨董屋で買うよりも高いです。おそらく、出店の料金や運送料がかかっているからと思われますが、そこは値段交渉が可能です。こういうところでは、値段交渉も楽しみの一つと考えて積極的に行います。また、店の人も話をしていると値段については相談するよと言ってくれますので気軽に値引きの交渉に入れますね。


また、会場の一角には主催者の奥さんが作っているというカレーをはじめとする軽食店や飲み物を販売しています。お腹がすけば、食事をとることもできます。そういえば、お酒やビールもあったような気がします。

 

いうような、一種のお祭りですから3日間のいつ行っても満員です。特に3日目の日曜日はお店の都合で値段が安くなるのは何か買おうと考えている方々には狙い目ですが、ものすごい人です。見に行くだけなら、1日目か2日目がベストですね。駐車場もありますが、午前中ですぐにいっぱいになってしまいますので、電車で行くのがいいかもしれません。

 

私も、3日間のいずれかに行こうと思っています。
パソコンの技術に関する小言でなくなってしまいましたが、まあ、いいか。

 

 

 

 

 

 

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